●栽培の工夫
京都のたけのこ産地は、土壌が粘土質で酸性であることが栽培に適しています。
これに加え、年1回の収穫のために1年間手間暇かけて土作りをします。
春、収穫を終えると休むことなく翌年に向けての肥料を施します。
夏には除草。
秋には追肥。その上に干わらを敷き詰め、冬には山から掘った土を運び、敷わらの上に敷き詰めます。さらにその上に肥料を施します。
こうして1年間かけてできた土はやわらかくなり、土の中から白く、やわらかいたけのこが出てきます。
粘土質の土がよいとされるには、空気が入りにくく、水分を保ってくれるからです。たけのこは夜中に水分を吸収してグッと伸びます。 |